町田市を拠点とするフットサルチーム「ASVペスカドーラ町田」が6月1日(日)、Fリーグ(日本フットサルリーグ)の2025―26シーズン開幕戦を迎える。2シーズン前の2位を最高成績に近年は優勝争いに加わってきたぺスカ。地域の盛り上げにも加わり、街からは初優勝を期待する声が挙がっている。
「今シーズンこそ」「がんばれ、ぺスカ」――。原町田のホテルで先ごろ開かれたぺスカのシーズン新体制発表会。チームのスポンサーや町田市、市内団体などの関係者が集まり、新加入した選手、新監督の紹介のほか、チームのチアダンスチームがパフォーマンスを披露。盛り上りをみせた。
会場からは初優勝を期待する声があがり、来賓として舞台に登壇した一人は「今シーズンこそ悲願を達成し地域を盛り上げてもらいたい」と選手らに檄を送った。
昨季は4位
チームはここ数年、Fリーグの上位に食い込んでいる。2シーズン前の2位を最高成績に昨シーズンは12チーム中4位。昨季まで3シーズンにわたって監督を務めた甲斐修侍さん(新シーズンはコーチ)は若手とベテラン選手がバランス良く融合しハードワークできるところをチームの強みとして挙げる。
そして、今シーズンから指揮をとるルーカス・キオロ新監督に「期待している」といい、ブラジルで実績を残してきたルーカス監督の多彩な戦術によってチームのアグレッシブさが増すと考えているという。
一方で、他チームで実績を残してきた長男の甲斐稜人選手と、サッカーから転向した次男の翔大選手が新たにメンバーに加わったことに対して笑顔をみせる。
年間100程度
ぺスカは地域の盛り上げにもひと役買う。選手らは町田市内で行われるイベントなどに年間100程度参加。地域住民らと交流し場を盛り上げる。
ぺスカのホームゲーム観客動員数は昨季まで3シーズン連続でFリーグ最多。年々増加し、昨季は2万人に迫った。ホームの町田市立総合体育館(南成瀬)周辺地域に人を呼び込み、チームを運営する(株)CASCAVEL FUTSAL CLUBEの取締役を務める木目田世史さんは「町田にある個人店などがスポンサーになりチームを支えてきてくれたことが人気拡大の背景にある」と笑顔。自身、成瀬エリアを拠点に不動産業にあたるなか、地元チームとしてぺスカを応援。懸命に戦う選手らに魅了されるうちにのめり込み、運営側にまわった経緯をもつ。
ホームで
開幕戦は6月1日、ホームでボルクバレット北九州を迎えて行われる。CASCAVEL FUTSAL CLUBEの社長を務める関野淳太さんはより地域を盛り上げていくためには、「現在よりも大きな施設のホームになれば、と思う。協力してもらいたい」と微笑みながら話している。開幕戦の詳細はチームのHPなどで。
![]() 新監督のルーカスさん
|
町田版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|