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町田 社会

公開日:2025.06.12

「お片付けでSDGsを」
整理収納アドバイザー 橋本さん

  • 橋本祐子さん(ごみダイエットアドバイザー/整理収納アドバイザー/食品ロス削減推進サポーター) アパレルメーカーに10年以上勤務するなか、「着られる」ことなく、大量破棄される衣料を目にしてきた経験をもつ。その後、町田市消費生活センターの非常勤職員として消費者問題の企画などに関わるうちに、ごみの減量・リユースに興味をもつように。現在はそれらに関する講演活動を町田市内外で展開している。

 町田市内外でごみ減量に関する講演活動などに取り組む橋本祐子さん。整理収納に関するアドバイザーとして、「お片付けでSDGs」を提唱している。内容を聞いた。

 ――片付けによるSDGsを提唱されています

 「ごみの減量につながるもの。不要になったものを再活用するリユースが広がるきっかけになればと考えています。取り組みを進めれば、経済的にお得になるものである一方で心が軽くなる効果もあります」

 ――まずはものを手放す基準を決める必要があると

 「基準を決めればスムーズに片づけが進んでいきます。各地で開かせていただいている講演では、食器や保存容器などは1年以上使用していないものは整理する。洋服であれば2年以上着ていないのであれば片づけてしまいましょうなどと呼びかけています」

 ――服などの収納方法にはコツがあると

 「吊り下げ収納は右肩上がりに、引き出し収納は重ねない、立てるなど、効率良く収納できる方法を知っていれば、余分なものは増えていかないでしょう」

 「また、冷蔵庫の片づけ方法も知ってもらいたいですね。7割以下の収納を心がけ、冷蔵庫内でも商品の賞味・消費期限が確認しやすいようにし、使いかけ野菜は保存容器へ。冷凍庫は10割収納を――など。それらポイントを知るだけで余計なものを買わずに済むと思います。お片付けでSDGsに取り組むことが暮らしを楽しむきっかけになればと考えています」

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