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八王子 社会

公開日:2019.07.11

一杯に海へのこだわり

  • 1号店の多摩センター店

 らーめん西海(さいかい)=関連枠あり=がスタートしたのは今から20数年前。現在は多摩エリアを中心に10店舗を展開している。

 これほどこの地域の人々に愛されるのは、定番のトビウオのあごダシとアオサなど、海にこだわった具材をふんだんに使用しているから。開店当時は東京であごダシを使うところは少なく、そのラーメンは長崎の漁協の人たちも驚いたという。

初尽くしのラーメン

 魚介と豚骨のダブルスープという贅沢なセレクトも珍しかった。ラーメンにアオサをトッピングしたのも業界初の試みだったそう。麺には椿油を練り込み、長崎五島うどんのような食感に仕上げている。こういった「本場志向」を貫く点が支持につながっているようだ。

 ちなみに柚子胡椒や高菜は、長崎県西海市の加工場で作っている。

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