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八王子 文化

公開日:2026.10.15

桑都マンホールで街歩き 多摩美大生がデザイン

  • 大薗さんの作品(上)と小川さんのデザインしたマンホールプレート

    大薗さんの作品(上)と小川さんのデザインしたマンホールプレート

  • 市長(左)の前で作品について解説する学生

    市長(左)の前で作品について解説する学生

 JR八王子駅南口の八王子医療刑務所跡地に整備された新施設「桑都の杜」(子安町)のオープンに合わせ、八王子市は多摩美術大学(鑓水)と協働し、最寄り駅から同施設へ導く「デザインマンホール」を整備した。駅から施設までの歩道上14カ所に12種類のオリジナルプレートを設置。新たな誘導サインとともに、来訪者が桑都の文化や食の魅力に触れながら歩けるような工夫を凝らしている。プレートの耐用年数に合わせ、設置期間はおよそ2年間。

八王子の魅力を表現

 オリジナルプレートのデザインを手がけたのは、同大美術学部グラフィックデザイン学科4年の大薗桃子さんと小川千紘さん。JR八王子駅南口からのルートを担当した大薗さんは、かつて養蚕と織物の街として栄え「桑都」と称された八王子の絹織物をモチーフに選択。桑の葉を食べる蚕から繭、生糸、反物へと変化し、最終的に桑都の杜の見どころへとつながるストーリーを描いた。「蚕は虫が苦手な人にも受け入れてもらえるデザインを心がけた。出身は八王子ではないが、大学進学で来て以来、第2の地元と思っている八王子に自分の仕事が残ることが誇らしい」と胸を張った。

 一方、京王片倉駅からのルートを担当した小川さんは「八王子の名物麺」をテーマに設定。八王子を代表するグルメの八王子ラーメンと八王子ナポリタンをリアルに描写し、食べ終えた器の底に市内のグルメ情報にリンクする二次元コードが現れる仕掛けを施した。「おいしそうに見えて、食の魅力が伝わるようにこだわった。街おこしにつながれば」と期待を寄せた。

 市では近年頻発している大雨時の安全面にも配慮し、濡れても滑りにくい表面加工や下水道管内の圧力でプレートが外れないロック機構を採用。安全で楽しい街歩きの目印として活用を呼びかけている。

 市はこれまでも、市制100周年や湧水マップなどの各種PRを目的にデザインマンホールを活用してきた。大学との協働は、東京造形大学との喫煙マナー啓発に次いで今回で2例目。

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