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八王子版 公開:2020年7月9日 エリアトップへ

ゲンペイ多数 同時に舞う ホタル 川町で「貴重な光景」

社会

公開:2020年7月9日

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太く長い線の光がゲンジボタル、細かい光の線がヘイケボタル=昨年7月、古河さん撮影(提供写真)
太く長い線の光がゲンジボタル、細かい光の線がヘイケボタル=昨年7月、古河さん撮影(提供写真)

専門家 昨年気づく

 ホタルの季節、川町のある場所で今年も大変珍しい光景が見られた。昨年、専門家が気づき今年は動画の撮影に成功した。「貴重な自然が残っている」と話す。

―・―・―・―・―・―

 場所は大沢川源流の谷戸。その光景とはゲンジボタルとヘイケボタルが同時に舞う様子。気が付いたのは日本ホタルの会理事で、東京ゲンジボタル研究所代表の古河義仁さん(都内在住)。古河さんによると「(通常は発生の時期が異なる)2種が同時に乱舞する場所は都内でも数カ所はある」そうだが、「これだけの数が同時に飛ぶのは極めて珍しい」という。

 30年ほど前から近隣に住み、毎年鑑賞しているという木内恵一さん(川町在住)によると、「飛んでいるな。下にもいるな」とずっと認識はしていたそう。今年も6月下旬にゲンジ10、ヘイケ100頭ほどを確認した。昨年、初めて現地を訪れた古河さんから「貴重な光景」と聞いて驚いたそう。

ユーチューブで公開

 古河さんは昨年、その様子を撮影しネットなどで公開。今年は6月27日に訪れ映像に収めた。古河さんのブログによると、午後8時を過ぎると湿地と雑木林の間を流れる小川の上をゲンジボタルが舞い始めた。ヘイケボタルは湿地を飛び回り、8時40分頃になると下草などにとまり発光し出したそう。映像は古河さんのユーチューブチャンネル「Yoshihito Furukawa」で公開している。

 なお同時発生、乱舞について古河さんは「何とも言えませんが、温暖化の影響で『揃うようになった』ことも考えられます」と話す。また、里山の環境は悪化にむかっているという。湿地は放置されているため草原化の傾向にあり、小川は昨年の台風の影響で一部が埋まってしまったそう。そのうえで、「源平合戦が見られる東京の貴重な自然。良好な里山環境を維持していきたい」としている。

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