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八王子 経済

公開日:2024.01.01

八王子商工会議所
130年目も企業支援とにぎわい創出を
樫崎 博 会頭インタビュー

  • インタビューに答える樫崎博会頭

    インタビューに答える樫崎博会頭

 八王子商工会議所が今年、創立130周年を迎える。明治27年から続く同商工会議所の第19代会頭・樫崎博さんに話を聞いた。

 ――昨年を振り返っていかがでしたか?

 「コロナが5類になり、外出しやすくなったのはいいこと。にぎわいは戻ってきたが、完璧ではない。コロナ下で人々の意識は変わった。特に夜の会食や飲み会、人間関係を深める時間が減ってしまった。八王子は花街があり、飲食店が多いまち。この変化に対応していかなければならない。また、企業課題としてインボイスの負担やDX化も進んでいるし、特に人手不足については深刻に感じている。

 商工会議所の2本柱は企業支援とにぎわい創出。中でも最重要課題は会員企業の支援だと考えている。業態変化や物流、建築業の2024年問題など今後起こりうる課題は数あるが、商工会議所に入っていてよかったと思える事業やサポートを提供していきたい」

 ――にぎわい創りの手応えは?

 「昨年は八王子まつりの85万人動員からはじまり、わくわくフェアやフードフェス、初開催となった多摩の伝統芸能まつりや日本遺産フェスティバル、八王子魂など、たくさんの人が訪れてくれた。いちょうまつりまでの動員数は200万を超えたと聞く。私は八王子を歴史と誇りある素晴らしいまちだと思っている。でもそれは、来てみて味わってもらわなければ伝わらない。そういう意味では、市外から来てくれる人は増えたように感じている。

 ここで1つ気になるのは、イベントではない平常時も盛り上げていきたいところ。そのためには、市民の方々にもっと地元を知ってもらう必要がある。八王子は従来、織物で栄えたまちだったが現在は先端技術産業のものづくりに加え、個性的な商店や飲食店、企業がそれぞれの分野で頑張っている。そのことを商工会議所としてももっと発信していかなければいけないし、市民の方にも、もっと関心を持ってもらいたい。市民58万人が地元のことをもっと知れば、いろんなことができる可能性が出てくる。商店や企業は大手や個店関係なく一丸となってこれまでも取り組んできた。市民の方々も巻き込んでいきたい」

 ――今年は創立130周年ですね。

 「多摩地域でも1番歴史ある商工会議所だからこそ『八王子が一番でなければ』という思いがあるし、自負もある。また、『八王子が一番いい』と自分たちが思えるようなことをしなければならない。諸先輩方が築き上げてくれたものが土台にあるからこそ、気合いを入れて取組みたい。

 11月8日には、京王プラザホテルで記念式典を開催する。記念事業としては、鹿児島の商工会議所と友好関係なので鹿児島へ赴く交流事業を企画したい。また、会員の皆様に満足いただくサポートをするためには、職員自身のスキルアップが必要。職員の資格取得支援制度を整備しようと考えている。税理士・社労士や司法書士など、中小企業を支えるために必要な知識は多い。若い職員のステップアップにも利用してもらいたい。

 そして何より、さまざまな事業を通じて「会議所、頑張ってるじゃん」と言ってもらえることが、会員数増強につながり、にぎわいのある未来の八王子につながっていると信じている」

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