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公開日:2024.01.01

ベンチプレス澤千代美さん
進め、レジェンド!
1・2月、全日本大会に出場

  • 自慢の力こぶを見せる笑顔の澤さん

    自慢の力こぶを見せる笑顔の澤さん

  • 55キロで調整する澤さん

    55キロで調整する澤さん

 世界ベンチプレス選手権大会で長年優勝し続けている澤千代美さん(74)が今月、大分県で行われる第25回ジャパンクラシックベンチプレス選手権大会に向けて調整中だ。2月には文京区で行われる第36回全日本ベンチプレス選手権大会への出場も決定している。

 「練習は厳しいし苦しいけど、上がった! という達成感が楽しい」と、にこやかに話す澤さん。50代からダイエット目的で始めたベンチプレスで、日本記録や世界記録を樹立し続けているレジェンド的存在だ。

給食のおばちゃん

 兵庫県で生まれ、世田谷区や日野市で学生時代を過ごし、結婚を機に八王子市民となった澤さん。「昔から力持ちだった」というが、その真価が発揮されたのは27歳のころ。出産を経て、市立保育園で給食調理員の募集を見かけた。応募者19人のうち、2人しか受からない狭き門だったが、採用面接で受けた体力測定で背筋90〜95キロの記録を出し、「力持ちだね」と言われて合格。「スープの入った大きな鍋を持ち上げたり、かき混ぜたりすることが必要な仕事だったから」と振り返る。

伝説の始まり

 仕事を続け、50代で産業医に太りすぎと指摘され、減量を指示された。運動しようとキックボクシングに通ってみると、ベンチプレスマシンを発見。当時は男性しか挑戦していなかったが、自ら志願し、はじめて上げたのが50キロだった。周囲から「これは普通じゃない」と言われ、本格的に取り組むことに。2001年に第1回世界マスターズベンチプレス選手権大会に初出場し、優勝。最優秀選手賞も獲得し、その後23年までに、同等の大会において21回の優勝を果たしている。

 トレーニング場として通うアサマトレーニングクラブ(相模原市)で代表を務める北村真由美さんは「澤さんのすごい所は、継続するところ。人間誰しも気持ちに浮き沈みがある。澤さんはそこをうまく調整している。この年齢で、まだ続けることは本当にすごい」と練習への姿勢を称えた。

日本記録目指す

 バーベルのプレート交換など「個人競技だけど、一人ではできない競技」と話す澤さん。クラブで共に練習する仲間にも励まされている。

 1月の大会は特殊な道具を使わないクラシック部門のみで行われる。澤さんは70代の選手が参加するマスターズ4の76キロ級で出場する。自己ベストで日本記録の77・5キロを超えるため目標を78キロに設定した。また2月の大会は、競技用のウエアを着用するエクイップ部門で、107・5キロの自己ベストを上回る108キロを目指す。「自分がやれるかぎり、目指していきたい」と澤さんは話している。

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