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八王子 文化

公開日:2026.07.30

独自のこだわりも多数 夕方チャイムを徹底調査 タウンニュース発行エリア対象に

  • 夕方チャイムを徹底調査 (写真1)

 夕方に街を歩いていると聞こえてくるチャイムやメロディ。その放送時刻や流れる楽曲を調べてみると、それぞれの自治体が持つ歴史やゆかりの人物、地域独自の工夫など多彩な事情が見えてきた。

 タウンニュースでは、発行エリアである神奈川県内全域と東京都八王子市、町田市、多摩市の36市町村にアンケートを実施した(期間は5月20日〜29日)。

 夕方のチャイム・メロディを「実施している」と回答した自治体は36件中35件。うち、32件(91・4%)が「防災無線の動作確認(点検)」を、21件(60%)が「児童・生徒の帰宅促し(見守り)」を目的として運用している。

 放送時刻の設定では、小田原市や厚木市などは季節に合わせて年に4段回切り替えている。また、鎌倉市のように「日没に合わせて設定」など自治体ごとに運用は異なっている。

 横浜市は防災無線を整備していないため、調査対象内で唯一「実施していない」自治体だ。一部地域で自治会が独自に放送している例もある。

選曲の基準

 楽曲の使用数で最も多いのが童謡『夕焼け小焼け(夕焼小焼)』で、14の自治体が通年または季節限定曲として採用している。選定理由には「『家に帰ろう』という歌詞があるため」(綾瀬市)などが並ぶ。

 一方で、地域の歴史や特長が反映されているケースも多い。『夕焼け小焼け』を採用している八王子市と厚木市では、地域にゆかりのある作詞家・中村雨紅の曲であることを理由として挙げている。雨紅は、現在の八王子市上恩方町出身。『夕焼け小焼け』の詩は、八王子駅から自宅へ帰る夕暮れ時の道すがら生まれたという。

 小田原市では、同市に居住していた北原白秋が作詞した『ゆりかごのうた』、三浦市では同市出身の作曲家・小村三千三の『歌の町』を採用している。中井町では町の誕生110周年を記念して制作されたテーマソング『里都(さと)まちのうた』、逗子市では市制70周年を記念して『市歌』が流れるなどバリエーションは豊富だ。

 何気なく聞いているチャイム。もう一度じっくり耳を傾けてみては。

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