八王子 トップニュース文化
公開日:2026.09.10
日本遺産 「桑都物語」認定継続へ 文化庁総括評価で決定
文化庁による「日本遺産総括評価・継続審査」の結果が9月1日に公表され、八王子の歴史文化で構成されたストーリー「霊気満山 高尾山〜人々の祈りが紡ぐ桑都物語〜」が、引き続き日本遺産として認定された。
日本遺産は、地域の歴史的魅力や特色を通じて国の伝統・文化を語るストーリーを同庁が認定し、地域活性化や観光振興につなげる取り組みを支援するもの。2015年に始まり、全国で104件が認定されている。
八王子市の「桑都物語」は、かつて養蚕や織物で発展してきた歴史を、高尾山とのつながりによって過去から現在、未来へと紡いでいくストーリー。高尾山や八王子城跡、多摩織など30の構成文化財からなり、20年6月に都内初の認定を受けた。
魅力理解し市民が発信を
総括評価・継続審査は、日本遺産ブランドの維持・強化や質の底上げを図るため、認定から一定期間後に取り組み状況や次期計画を評価・審査するもの。今回は20年に認定された日本遺産が審査対象となった。
同庁による評価で桑都物語は、「日本遺産がビジョンの核として位置付けられ、将来像の実現に向けた連鎖的な取り組みが明確である点や、組織の実施体制、一定水準に達している観光面の展開」などが高く評価された。また新たな拠点施設となる「桑都の杜」を活用した地域一丸の取り組みや、「都市型日本遺産」としての深化にも期待が寄せられた。
一方で、今後に向けた改善点として「観光面での高尾山への依存傾向」が挙げられた。都心に近い立地や外国人の多さを生かし、絹産業と高尾山のつながりを効果的に発信して周遊へつなげることや、地元自身が継承の歴史を理解した上で魅力を発信していく必要性などが指摘された。
認定継続を受け、初宿和夫市長は「長年にわたり八王子の有形文化財や伝統文化を支えてこられた皆様に、心からの敬意と感謝を申し上げたい」と謝意を示した。
深化に意欲
市日本遺産推進担当課は「認定以来、桑都物語の魅力発信に取り組み、民間や大学との連携も進んできた。特に23年に市内で『日本遺産フェスティバル』を開催できたことは、八王子の日本遺産を全国に知っていただく機会になった」と、この6年を振り返る。
現在は高尾山と中心市街地を結ぶ周遊促進や桑都の杜の活用に力を注いでいるとし、「今後も関係者の皆様と連携し、都内唯一の日本遺産である桑都物語に親しめる機会を広げていきたい」と意気込みを語った。
ピックアップ
意見広告・議会報告
八王子 トップニュースの新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











