多摩市二十歳の祝賀祭実行委員会の委員長を務める 佐藤 聖貴さん 落合在住 20歳
人生一度の機会に挑戦
○…17人からなる実行委員の先頭に立ち、各委員の声をまとめながら式典後のイベントの企画を練ってきた。委員長には自ら立候補。「どうせやるならやってみたかった。めったにない機会。良い経験ができるのでは」と積極的。昨年9月に集まり、会議やリハーサルを重ね準備は万全だ。「私たちは成人年齢が法律で変わった特別な年代。これまでにない思い出に残るものにしたい」と意気込む。
○…「高校の時に文化祭の実行委員をしていたので経験が生かせると思った」と応募を決めた。メンバーはそれぞれ忙しく全員が集まることはまれだったという。「さまざまな性格の人が参加している。みんな大人なので支えてもらいました」と感謝の気持ちを表す。中学当時の時事クイズやイントロクイズなど出席者参加型の催しを開くことを決めた。
○…東落合小、落合中学校を卒業。小学生の時はサッカーやテニス、水泳などを習い、中学ではテニス部に入部し熱中した。小さいころから電車に乗るのが好きで、高校卒業後、運転士になろうとしたが、コロナ禍により断念。鉄道専門のビジネスを学ぶ専門学校に進学し、今年の春からは鉄道警備会社で働く。「鉄道の仕事に携わることで、運転士になる夢に近づきたい」とまだあきらめていない。
○…両親と妹二人の5人家族。委員長になったことを両親に告げると「良いじゃない」と心配しながらも賛同してくれたという。「ここまで育ててくれて感謝している。これからは自分で判断して生活していかなければ」と表情を引き締める。イベントでは中学時代の恩師のビデオメッセージも流すという。「祝賀祭に参加できるのは一生に一度の機会。ぜひ楽しんでほしい」
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