20周年を迎えた東京多摩プロバスクラブの会長を務める 小林 務さん 日野市在住 83歳
楽しいクラブ運営に尽力
○…多摩市内を中心に、知識や経験を生かして地域貢献を行う東京多摩プロバスクラブが誕生してから20年。節目の年を祝う式典などの準備を一年前から進め、会長としてクラブをまとめてきた。式典の後に行われた公演会には多くの住民が訪れ、「子どもたちに好評で良かった」と目を細める。準備には各会員が奔走した。「地域の方の協力もあって行うことができた。素晴らしい仲間に恵まれました」と充実した表情を見せる。
○…60歳以上が加入条件というクラブに社会人時代の先輩から誘われて入会し6年目。小中学校への出前授業や俳句大会の主催など奉仕活動を行ってきたがコロナ禍になり活動は停滞した。「一年ほど前にコロナが落ち着き、まずは式典ができて良かった。これからは地域活動を加速させたい」と力を込める。会員同士の仲の良さも強調する。「みんなで飲んだり食べたり。そっちが目的かもね」と笑う。
○…山梨県の出身。工業高校で電気技術を学び、関戸の京王電鉄に入社。「社宅や寮じゃなくて一人暮らしがしたかった」と日野市にある民家を借りた。「会社のある関戸は、まわりは田んぼばかりでカエルの鳴き声がよく聞こえた」と懐かしむ。二人の子どもを育て、今は、故郷の山梨や親戚がいる御殿場へ夫人とドライブするのが楽しみの一つだ。
○…会長就任にあたり掲げたスローガンが「楽しくなければプロバスではない」。会員の最高齢は94歳の女性。ウォーキングや花見、旅行など楽しい思い出はつきない。クラブ以外にもゴルフやカラオケ、麻雀など11団体に所属し活動するなど定年後の人生を謳歌している。「仲間と合い出歩くことが健康の秘訣。これからも積極的に交流していきたいですね」
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