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大和 トップニュース

公開日:2012.02.10

「佐々木三夏バレエアカデミー」菅井円加さん
ローザンヌで栄冠
厚木市在住の17歳、大和で技磨く

  • 花束を手に笑顔を見せる菅井円加さん(左)とバレエ教師の佐々木三夏さん

 大和から世界へ—。ノーベル化学賞を受賞した根岸英一さん、女子サッカーワールドカップで優勝した川澄奈穂美さんに続き、大和市からまた世界に羽ばたく人材が現れた。大和市中央の「佐々木三夏バレエアカデミー」に通う高校2年生の菅井円加(すがいまどか)さんが4日、スイスで開催された若手バレエダンサー(15歳から18歳)の登竜門・ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した。 



 菅井さんが通う佐々木三夏バレエアカデミーは、三夏さんの母・すみ江さんが約35年前に設立。現在は三夏さんが主宰となり、若手を中心にしながらも3歳から社会人までを指導している。過去にもローザンヌ国際バレエコンクールで2人の受賞者を輩出した名門で、現在は約80人が所属する。菅井さん、佐々木三夏さんは多忙のため取材が出来なかったものの、最初に菅井さんを指導したバレエ教師の鎌田あす香さんに話を聞くことができた。



 菅井さんが教室に通い始めたのは2001年。「当時6歳だったにもかかわらず礼儀正しく積極性もあり、『楽しみな子が入ってきた』と教師らに報告したのを覚えています」と鎌田さんは出会った当時を克明に振り返る。「優勝は本人のこれまでの努力の結果。通過点となるように今後も活躍してほしい。彼女の活躍でバレエに興味を持ってくれる子どもたちが増えたら嬉しい」とも話した。



 実際に、菅井さんの優勝報道直後から、大和駅西側プロムナードの先にあるアカデミーには、入会に関する問い合わせが急増しているという。

 

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