大和版 掲載号:2014年6月6日号 エリアトップへ

ドイツのパイプオルガン 海を越え 高座教会へ 7日の献堂式で音色披露

掲載号:2014年6月6日号

  • LINE
  • hatena
オルガンビルダーにより組み立てられる
オルガンビルダーにより組み立てられる

 南林間のプロテスタント系の教会「カンバーランド長老キリスト教会・高座教会」に6月2日、約7tのコンテナを搭載した車両が到着した。中に梱包されていたのは、南ドイツ・ハイルブロンの福音メソジスト教会で27年間使用されてきたパイプオルガンが分解されたもの。7日に開かれる献堂式礼拝でお披露目になるため、全国から集まったオルガンビルダーが急ピッチで組み立てている。

 少しずつ姿を現すパイプオルガンは教会関係者にとって待ちに待ったものだ。近所の人たちも噂を聞きつけ、組み立て作業を見ようと訪れる。

 「ヨーロッパで実際に使われたパイプオルガンを分解して運び、組み立てて利用するというのは、大和では例がないのでは…」と話すのは、教会に隣接する高座学園高座みどり幼稚園の西村真教諭。西村さんは教会の礼拝堂を改修するため2011年秋に発足した、建設委員会(鈴木裕一委員長)のメンバーで教会の音楽奉仕委員会委員長を務める。樹木が広がる南林間の地で、終戦間もない1947年に設立された同教会。讃美歌の伴奏などに使われるパイプオルガンの設置は設立時からの願いだったという。

 今回、耐震補強面などから礼拝堂の改修を実施するにあたり、パイプオルガン導入に向けた調査も同時に始めた。「オルガンは音楽を通してキリスト教の精神を知り、礼拝を支える楽器として位置付けています」(西村さん)。教会ではこれまで、ポジティフオルガン(箱型パイプオルガン)や電子オルガンを使っていた。

 ヨーロッパでは教会の移転や閉鎖などに伴い由緒あるオルガンが分解され、新しい教会に移設されるというのはよくあることだという。今回、高座教会に移設されたパイプオルガンは、南ドイツのハイルブロンの福音メソジスト教会で1987年に製作されたもので、教会が統廃合で閉鎖されることに伴い譲り受けることになった。

 オルガンは56鍵盤の3段で、足鍵盤は30。16種類の音色を奏でることができる。礼拝堂の改修設計にもオルガンの高さ(5・5メートル)や奥行き(3・5メートル)が反映されている。

専門家が集まる

 オルガンの移設、組み立てを担当するのは、宮城県石巻市でオルガン工房を主宰する勝浦通之さん(57)。勝浦さんのオルガンビルダー歴は33年。国内で技術を取得した後、ドイツ、ハイルブロンの工房に勤務した経験も持つ。勝浦さんの元に全国から5人のビルダーが駆けつけ、チームで組み立てる。パイプだけでも1000個に分解されているパーツ類。熟練者たちにより繊細な楽器が蘇っていく。湿度の違いなどもあり、響きが馴染んでくるのに2、3年ぐらいはかかるという。

 「献堂式礼拝」は6月7日、午後1時30分から開催される。高座教会【電話】046・274・1370。   

海路でスエズ運河、インド洋を経て2カ月かけて大和に到着した
海路でスエズ運河、インド洋を経て2カ月かけて大和に到着した
礼拝堂と楽器(左)
礼拝堂と楽器(左)

大和市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://daviusliving.jp

<PR>

大和版のトップニュース最新6

奉仕と平和を目指し60年

大和RC

奉仕と平和を目指し60年 社会

市民活動推進者に助成金

5月20日号

見えた2強の背中

大和高女子サッカー部

見えた2強の背中 スポーツ

県総合体育大会で3位

5月20日号

読書で文科大臣表彰

下福田中

読書で文科大臣表彰 教育

学校一体の取組が評価

5月13日号

補助金でSDGs啓発

大和YEG

補助金でSDGs啓発 社会

講演や動画で気運醸成

5月13日号

今年もオンライン配信

大和市民まつり

今年もオンライン配信 文化

「少しでも本物の臨場感を」

5月6日号

太極拳の会場に

ねんりんピックかながわ2022

太極拳の会場に スポーツ

県代表に地元チーム出場

5月6日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 5月6日0:00更新

  • 4月29日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2022年5月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook