大和市は高座渋谷にあるイオン大和店内に、子育て支援を目的とするつどいの広場「こども〜る」を新設する。既存の「こども〜るつきみ野」、「こども〜る鶴間」に次いで3番目の設置となり、開所は11月を予定している。
「こども〜る」は、子どもを持つ保護者の子育て負担を緩和することを目的に、3歳未満の乳幼児とその保護者を対象に2007年から市内2カ所の商業施設内で実施している事業。保育士や栄養士などの資格を有したスタッフが常駐し、無料で子育て相談や講習会を実施しているほか、子どもや親通しの交流の場としても機能している。
2014年度の利用者は、イオンつきみ野店内の「こども〜るつきみ野」で2万8262人、イオンモール大和内の「こども〜る鶴間」で1万8705人に上り、市民からは、市南部への設置要望も出ていた。
遊具なども利用可
新しい「こども〜る」はイオン大和店内の、親子で遊べる遊具などがある施設「わいわいぱーく」内に設置。通常は有料で提供されているが、同施設を運営する(株)イオンファンタジーの協力を得て、「こども〜る」の実施時間は無料で提供される。開放される区画は約13坪で「ボールプール」など遊具も開放される(一部対象外あり)。
実施日時は、月・水・金曜日の午前9時から午後2時まで(定休日、年末年始のぞく)を予定。常駐スタッフ2人の内1人は保育士など有資格者を配備し、子育て相談などに乗る。
対象は市内外問わず、主に3歳未満の乳幼児とその保護者で、1日30組程度の利用を見込んでいるという。運営法人は公募により選定し、11月の開所を目指す。
市ほいく課は「念願の3カ所目が開所。既存のこども〜るに負けない形で取り組んでいきたい」と話す。また、(株)イオンファンタジーは「わいわいぱーくを気軽にご利用いただき、『地域の輪が広がる遊び』の場を提供していければ」と話した。
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