平成10(1998)年。神奈川では第53回国民体育大会「かながわ・ゆめ国体」が開催された。
43年ぶりに神奈川県で行われた国体。10月24日から開催された秋季大会では、県内37市町村で競技会が行われた。
大和市では、スポーツセンター体育館で正式競技のバドミントンが、引地台球場で公開競技の高校野球(硬式)の一部の試合が実施された。
バドミントン競技の初日には、天皇、皇后両陛下がご臨席。選手たちの熱戦をご覧になられた。また沿道では市民が旗を振って歓迎した。
ドカベン球場に松坂大輔登場
引地台球場では公開競技の高校野球(硬式)の1回戦2試合、2回戦(準々決勝)の2試合が行われた。
2日目の2回戦には、この年、エース松坂大輔投手を擁し、甲子園大会を春夏連覇した横浜高校が登場。平日にも関わらず、球場周辺には徹夜で並ぶ人の姿も。観客席は1万1千人の観衆で溢れかえり、中に入れない人も数多くいた。
日南学園(宮崎県)戦で、松坂投手は5回から登板。5イニングで10奪三振の力投で無失点に抑え、観衆を沸かせた。横浜高校は、国体も優勝。明治神宮大会も合わせ、史上初めて高校野球4冠を達成した。
国体に合わせ平成8(1996)年に全面改修された引地台球場は、その後、平成26(2014)年に、人工芝の全面張り替えなどの再度改修工事が行われ、名称も「大和スタジアム」に変更された。
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