大和市は、町田市と図書館の相互利用に関する協定を締結、5月15日から、町田市立図書館の本の貸し出しが可能になった。これにより、大和市民は市に隣接する全ての自治体の図書館が利用できる。
蔵書約117万冊
大和市では市民が利用できる図書館サービスの拡大を目指し、隣接する全ての自治体との図書館相互利用を目指してきた。1994年3月に厚木、綾瀬、伊勢原、海老名、相模原、座間、秦野、愛川、清川の県央各市町村と協定を締結。2010年7月に藤沢、2017年3月には横浜との相互利用を開始し、残るは町田市のみとなっていた。
町田市との協定が実現したのは、両市の思惑が合致していたためでもある。大和市にとっては、町田市が隣接自治体というだけでなく、大和市の蔵書数(約59万冊)を遥かに超える、約117万冊を所蔵している点を評価。また町田市でも、シリウス、中央林間図書館など新しいタイプの図書館がある大和市の図書館を利用したいとの声が町田市民から寄せられていたという。
市図書・学び交流課は町田市との相互利用開始を受け「今回の協定で、大和市民は隣接する全ての自治体で相互利用ができるようになった。当初の目的は達成したので、他自治体との相互利用はこれで一段落」と話した。
DVDの貸出も
新たに利用可能になる町田市立図書館は全8館で、図書のほか、大和市では貸し出しサービスを行っていない視聴覚資料(CD、DVDなど約4万3千点)も借りられる。
貸出には大和市の図書カードは使えず、新たに利用登録が必要。貸出されている図書の返却待ち、他館が所蔵する図書の取り寄せ、新刊購入依頼など予約サービスは利用できない。また、借りた本は町田市の図書館へ返却する必要がある。
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