戻る

大和 社会

公開日:2025.01.24

45年の歴史に幕
大和カスタード洋菓子店

  • 閉店を惜しむ人たちの長い行列ができた=18日

 大和駅の西側にあり、45年間にわたって営業を続けてきた、「大和カスタード洋菓子店」が18日、幕を下ろした。

 同店は、店長を務める川井美智子さんの主人・武三さんが1980年、中央3丁目にオープンした。今から40年ほど前に現在の中央2丁目に2号店として大和駅前店が開店した。一番人気のシュークリームをはじめ、武三さんしか出せないその味を多くのファンが愛した。

 武三さんは今月3日に急逝。78歳だった。「すべて主人の焼き方、コツで作っていた。決して真似はできない」と美智子さんは閉店を決意した。

 最終日の18日には120人が行列を作り、わずか1時間30分で完売に。涙を流す客の姿もあった。美智子さんは「感謝の気持ちでいっぱい。主人も喜んでいるはず」と話した。

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS