大和 人物風土記
公開日:2026.06.19
大和市国際化協会の理事長に就任した 目代(もくだい) 雅彦さん 下鶴間在住 65歳
「市民」の不安を安心に
○…大和市は中国やベトナム、フィリピンなどおよそ90の国や地域にルーツを持つ9千人以上の市民が暮らす。そんな市民を支援する国際化協会の理事長に就任した。責任ある役職を任されると聞いたのは4月に入ってからのこと。「まさかの打診に驚きが大きかった」とほほをかく。「引き受けたからには、地域で共に暮らす、同じ『市民』である外国の方たちのために全力で努めていく」と意気込む。
○…下鶴間の農家に生まれた。幼いころから活発で、少年野球チームに所属していた。「『家の仕事を手伝いなさい』とよく言われたが、ボールを追いかけるのに夢中だった」と当時を懐かしむ。将来を見据え、大学では経営学を専攻。農業だけでなく自ら事業を起こしたいと考えていたという。大学卒業後は「たくさんのことを学べると思った」と、叔父が働いていた縁もあり大和市役所に入庁した。
○…入庁後は市民税課や基地政策課(現在)などで勤務した。とくに長かったのが福祉部門で、部長職として3年間働いた。「当時はコロナ禍で、文字通り息つく暇もなく働いていた」と苦笑い。定年退職後も今年の3月まで、行政や三師会との調整役として市民のために奔走してきた。「気がづけばあっという間の40年が経っていた」と振り返る。
○…娘と息子は独立し、現在は妻と二人で暮らす。趣味はテニスやスキー、ジム通いなど多彩で、最近は夫婦の大切な時間として、妻とともにピックルボールを始めた。国内外問わず旅に出るのも楽しみの一つ。「海外で感じたような、言葉や文化の壁による医療・福祉面での不安を取り払えるよう、これまでの経験を活かして会を運営していきたい」と先を見据えている。
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