大和 人物風土記
公開日:2026.08.14
第33代大和税務署長に就任した 近藤 美野さん 中央在勤 56歳
信頼を築き、助け合う
○…大和税務署で初となる女性署長に就任した。「我々の仕事は納税者の信頼の上に成り立っている」と強く語る。職員には納税者に信頼される誠実な行動を日頃から求めるとともに、個々のパフォーマンス向上のため「明るく風通しの良い職場づくり」を呼びかける。100人を超える職員全員が協力し合える環境を目指し、岡山県の税務署に次いで2回目の署長職に臨む。
○…千葉県千葉市に生まれた。幼少期は、京葉道路を渡ると名産の落花生畑が広がる地域で過ごし、元気に遊びまわる活発な子だった。高校2年生の時に観た映画『マルサの女』に衝撃を受け、国税職員になりたいと決意する。バブル期の売り手市場で民間への就職を勧める担任から猛反対されたが、逆に闘志に火がつき、猛勉強の末に試験を突破。18歳で東京国税局に入庁した。
○…採用後は主に滞納整理を行う徴収部門で16年間勤務した。「困っている人には親切に、悪質な人には厳しく」を信条としてきた。「徹底した調査で完納に導いた時の達成感は大きい」。あこがれの査察部や税務大学校教授なども歴任した。多忙な日々の息抜きは、週1回のジム通いと日本茶専門カフェ巡り。自宅で抹茶を点ててほっと一息つく時間も大切にする。「作法は気にせずです」と笑う。
○…管轄する大和・海老名・座間・綾瀬の4市は「交通の利便性が高く、非常に暮らしやすい街」と語る。地域に深く根ざして活動する関係団体から多くの知恵を借り、署の運営を進めている。今後はe―Taxやキャッシュレス納付の推進に一層力を注ぐ。「納税者の利便性向上と職員の負担軽減という好循環を生み出したい」。寄り添う姿勢を大切に、新たな任務に臨む。
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