大和 人物風土記
公開日:2026.08.07
多文化共生会議委員長として市長に提言書を提出した キップランガト ジャスタスさん 深見西在住 45歳
共生社会の架け橋に
○…第6期大和市多文化共生会議の委員長として、子どもの教育や情報提供などを盛り込んだ提言書を市長に提出した。さまざまな国籍の委員たちと会議を重ねて提言書をまとめた。コロナ禍を経て、およそ8年ぶりとなった今回の提言書を直接市長に手渡すことができ、大きな感動を覚えたという。「お互いの意見を交換し、ここまで来られて本当によかった」と笑顔で振り返る。
○…ケニア西部の紅茶が香る地域に生まれた。子どもが27人の大家族で紅茶摘みや牛の世話を手伝い、手作りのボールでサッカーをして育った。小学校まで片道4キロの道のりを毎日走って通った。日本の優れた家電技術と映画で見た忍者にあこがれ、2001年に留学生として大分県へやって来た。当初は日本語がほとんどわからなかったが、大学の勉強と並行して日常会話を3年ほどで習得した努力家だ。
○…大学卒業後はシステムエンジニアとなり、12年前に大和市へ移住。現在は妻と高校生、小学生の息子の4人で暮らす。日本語学習や子育てのサポートが手厚く、「安心して暮らせる大和市は素晴らしい街」と称賛する。趣味は家族とのキャンプやドライブ。ケニア人フットサルチームにも所属しており、幼少期に手作りのボールを蹴っていた頃を思い出しながら汗を流している。
○…市内には現在、9千人以上の外国人が暮らす。市は日本人と外国人が交流し、互いの文化や考え方の違いを分かり合える街づくりを目指している。「新しく来た外国人が日本のルールや文化を知れば、生活の中の壁はなくなる」と確信する。今後もさまざまなイベントに積極的に参加し、自分だからこそできる貢献で、「大和がより素晴らしい共生社会となるよう」活動していく。
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