「咲かせよう!座間のひまわりプロジェクト」のリーダーを務める 渋谷 陽司さん 座間市在住 42歳
念ずれば 花ひらく
○…「座間全体をひまわり畑に」。中止になったひまわりまつりの代替企画として種の街頭配布を考え、所属する座間市商工会青年部に提案。市長にもSNSで直談判し、まつりを支える市観光協会らとタッグを組み実現した。アイデアは小学2年生の息子との会話から。休日にどこへ出かけたいか聞くと、「学校。コロナで仕方ないけど」との答え。「これでは今年の思い出がコロナ一色。親子で楽しめる思い出を作りたい」
○…反響は想像以上。関係団体はもちろん、「おやじの会」など保護者からも賛同を得て、用意していた種が足りなくなるほど。配布当日のために作成した色鮮やかなひまわりの帽子を被り、種と一緒に笑顔も届けた。「おかげで多くの方に種が行き渡った。ひまわりが溢れる街になるはず」と期待が膨らむ。
○…生まれ育ちは厚木。「やんちゃ」だった厚木西高時代、夏休みの水道工事のアルバイトが人生を変えた。真夏の炎天下、シャベルひとつで2mの穴を掘る作業。「きつかった。でも汗を流した後の昼飯がめちゃくちゃ美味しかった。こんなうまい飯が食べられる仕事なら一生続けたいと思った」と振り返る。座間で就職し、28歳で独立。「継続は力なり」をモットーに水道工事ひとすじだ。
○…所属していた消防団の仲間に誘われ青年部に所属したのは2年前。45歳の定年まで全力で取り組むと心に決め、昨年は座間駅前のスタンプラリーを企画した。中途半端が嫌いで、熱意をもって周囲を説得し新しいことにも果敢に挑戦していく。「座間を元気にしたい、ただそれだけ。厚木出身の人間がこれだけやっているんだぞ、と地元の人にあおりをいれているんです」と茶目っ気たっぷりに笑った。
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