座間市入谷東に5月30日、私設図書館「まちライブラリー@ざま☆ほしのたに文庫」がオープンする。「地域の縁側」をコンセプトに誰もが気軽に楽しめる居場所を目指す。
運営は本と芸術を通した交流活動を目的に昨年結成した団体「ブック&アート ニワシドリ」。代表を務める海老名市在住の飯島公子さん(57)は長年相模原市の中学校で勤務し、地域の居場所の大切さを痛感して私設図書館の設立を思い立った。設立にあたっては持ち寄った本を誰でも借りられる「まちライブラリー」に参画。まちライブラリーは2011年に大阪で始まり、800カ所以上で展開する。
飯島さんの夫が座間市出身だった縁で、市内民家の蔵で開設を決めた。館名は地名や飯島さんの旧姓が「星谷」であることに由来。蔵書は絵本千冊、一般書千冊の計2千冊で、玩具も揃えた。
飯島さんは母親の介護のため、常勤教諭は一年前に早期退職。図書館のオープンを応援してくれた母親はその半年後にこの世を去った。飯島さんは「周囲の人に支えられて教員を続けてこられた。母の思いに背中を押してもらいながら、図書館でその恩返しをしたい」と話し、非常勤教諭として働きながらオープン準備を進めてきた。しばらくは貸出も無料で利用できるが一定期間経過し利用者が増えれば、貸出のみ有料会員制の導入を検討している。
開館は日曜、月曜の週2日、午前10時から午後5時。座間市入谷東4の60の33。駐車場あり。【メール】hoshinotani.bunko@gmail.com
本の寄贈や団体メンバーも募集中。開館時間に来館の上相談を。
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