座間市入谷東在住のナコスティン王未土(おみど)さん(東海大相模中学3年)が8月25日に群馬県前橋市で開催された全国中学校体育大会(全中)の柔道73kg級で優勝した。
全中は中学入学時から目標にしていたタイトルで、昨年はコロナ禍で開催されなかったため、2年分の思いで大会に臨んだ。ナコスティンさんは「目標を達成でき嬉しい」と喜びを語る。
市、県大会は全勝で全中の切符を手にした。しかし全中直前の8月9日に開催された関東大会では準々決勝で敗戦。「心の隙がありミスがあった。全中では繰り返さないよう気合が入った」とナコスティンさん。気持ちを切り替え、心身とも万全のコンディションで当日を迎えた。
2回戦で第一シードの強豪を延長戦の末に破ると勢いづき、接戦を制して勝ち上がった。決勝の相手は身長180cmの長身選手。ナコスティンさんは相手に攻めさせない戦いを展開し、相手の指導が3つで勝利した。
5歳で近所の吉原道場(吉原理次館長)に通い始め、内股や大外刈りなど相手を前方に投げる技を得意としていたナコスティンさん。名門の東海大相模中に進学し、大内刈りや小外刈りなど相手を後方に投げる技を磨き実力を付けた。コロナ禍の部活動がない時期に、父のファリードさんとのトレーニングで筋力がついたことも功を奏した。
将来の目標はオリンピックで金メダル。今後に向けて「目の前にある戦いに勝っていきたい。高校でもインターハイで優勝できるよう頑張りたい」と決意を述べた。教え子の活躍に吉原館長は「練習熱心な子だった。今後も上を目指してほしい」とたたえた。
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