戻る

海老名・座間・綾瀬 トップニュース社会

公開日:2026.09.04

綾瀬市 応急給水用タンクを配備 15の避難所2台ずつ

  • 職員による設置訓練の様子(提供)

    職員による設置訓練の様子(提供)

 綾瀬市は、大規模災害時における指定避難場所での円滑な給水活動を目指し、1tの水を貯水・注水できる「応急給水用タンク」30台を新たに導入した。8月末までに市内の全小中学校15カ所に2台ずつ配備した。

 大規模災害が発生した場合、水道管の破裂や停電により広域で断水が生じることが想定される。市はこれまでも農業用タンクを各避難所へ配備するなどの災害対策を進めてきたが、迅速かつ大量の生活用水や飲料水を確保する仕組みの強化が課題となっていた。

 今回導入された応急給水用タンクは、1台あたり最大で1tの水を給水・貯留でき、給水用の蛇口が2口付いている。災害時には神奈川県企業庁など関係機関と連携し、市内の基幹給水拠点である吉岡配水池などから給水車で水を運搬し、各避難所に設置したタンクへ注水することになる。事業費は1798万5千円。

 配備に先立ち、市危機管理課の職員は8月3日、寺尾小学校で設置訓練を実施した。専用の台座を組み立て、タンクを展開。注水手順などを確認した。同訓練では職員2人で約15分で設置が完了したという。市の担当者によると、写真付きの手順書のある二次元コードを読み込むことで動画でも確認できるので設置は簡単だという。

 なお、今回の応急給水用タンク導入を受け、各避難所で実施される避難所開設訓練でタンク設置訓練も行われる予定だ。

 市危機管理課の瀬戸山隆二課長は、「発災直後は、給水車が到着するまでの対応や到着後の円滑な分配が鍵となる。組み立てや運用の習熟を進め、万全の対策で市民の命と暮らしを守りたい」と話す。

「自宅での備えを」

 自宅での生活を続けることが困難になった場合や親戚や知人などの縁故避難ができない場合に避難所で生活することになる。都心南部直下地震が発生した場合、綾瀬市内で避難所へ避難する人数は1620人と想定されている。

 応急給水用タンクは避難所での貴重な水源となるが、発災から数日は交通網の寸断や給水体制の立ち上げに時間を要することも想定される。

 市は各家庭で1人最低3日分、できれば1週間分(1人1日3リットル)の飲料水の備蓄を呼びかけている。

海老名・座間・綾瀬 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

海老名・座間・綾瀬 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

海老名・座間・綾瀬 トップニュースの新着記事

海老名・座間・綾瀬 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS