「座間市おやじ連合会」の初代会長を務める 加藤 信(まこと)さん 緑ケ丘在住 44歳
おやじ目線で教育支える
○…市内7校の「おやじの会」からなる「座間市おやじ連合会」の初代会長を任された。始まりは、酒の席で出た「連合会、やろうか」の一言。立野台小の父親有志からなる「たち野会」会長で培った経験を活かし、旗振り役をこなす。「義務感じゃなくて、楽しいからやれる。色んな職業の色んな世代の人が集まる会。親同士も、子どもたちにとってもいい刺激になる」
○…座間に越してきたのは13年前。出身地愛媛から遠く離れた街だったが、公園が多くのどかな雰囲気に惹かれて家を構えた。「当時は全然知り合いがいなくて。子どもたちのためにもこのままじゃあ駄目だ、という気持ちがあった」。ある日、娘が学校から持ち帰った「たち野会」のチラシを見て、軽い気持ちで参加した。地域の人脈はみるみる広がり「加藤さん家の旦那さん」から、気づけば当たり前に名前やあだ名で呼び合う仲になった。
○…アウトドアが趣味で、子どもたちが幼少の頃からよくキャンプに出掛けた。「丹沢や富士五湖、色んな所にいったよ」。今や長女は中学生。部活動などで多忙なため、家族キャンプになかなか行けず、「実は、ちょっと寂しい」と本音をもらす。6月には小学2年生の息子が所属するサッカーチーム「FCシリウス」のコーチを始め、ますます地域の輪を広げている。
○…かつては「他の会には負けてられねえ!」と、時には張り合い高めあってきたおやじの会。手を取り合い、その可能性もぐっと広がった。「今は交流が主だけれど、こんなことをやりたい、という意見はどんどん出てくる」。今、力を入れているのは情報発信。フェイスブックを使って県外の「おやじの会」と情報をやりとりすることもある。「せっかくの連合会。皆で協力して、初めてできることにもどんどん挑戦していきたい」。酒の席でも、話題はもっぱら「地域」と「教育」。同じ志を持つ者同士、話題が尽きることはない。
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