交流拠点 夢見てまい進

　○…イオンモール座間が日産自動車座間事業所跡地に開業して、１カ月が経過した。「ただのショッピングの場ではなく、来店者や行政、企業を巻き込んだ交流拠点にしたい」との思いから、店内では体験型の行事を多数企画。「人と人とがつながる、座間市において象徴的な場所になりたい」と意気込む。

　○…大阪府堺市出身。「大きな事業をしたい」と、のちにイオンモール（株）と合併する（株）ダイヤモンドシティに入社。37歳の若さで、京都駅前にあるイオンモールＫＹＯＴＯの最高責任者にあたるゼネラルマネージャー（ＧＭ）に就任した。その後、成田店のＧＭを経て、イオンモール座間の開業準備に従事。初代ＧＭに抜擢された。渋滞対策のための道路整備など、開業までに様々な苦労があった。それだけに、「モールを歩くお客さんが嬉しそうにしている姿を見るのが、何よりのやりがいです」。

　○…大の音楽好きで、これまで購入したＣＤは累計１５００枚ほど。最近はダンスミュージックがお気に入りで、「マニアです」とにこやかに語る。家族を京都に残しての単身赴任。野球部に所属する３人の息子とのキャッチボールは安らぐひと時だ。「帰るたびに上手くなっている。毎回成長が楽しみです」と顔をほころばせる。

　○…ネットショッピングが隆盛を極める昨今、「リアルで出来ることは何だろう」と模索する日々。「『イオンに行けば何かしらイベントをやっている』と思っていただけるよう、喜んでもらえる体験空間を提供し続けたい」と語る。「相手の気持ちがわかる人じゃないと」と、ＧＭとして現場には積極的に足を運ぶ。「トライ＆エラーを繰り返していきたい」。座間市の新たな交流拠点として、２５００人の従業員と共にまい進する。