来年の成人式実行委員長を務める 吉谷地(よしやち) まふゆさん 温水在住 19歳
自分に責任持てる大人に
○…厚木の成人式が新成人による実行委員会制になって5年。今回の実行委員長を務める。きっかけは市のジュニアリーダーズクラブに入っていた高校生時代。会場で受付を手伝った。「先輩が実行委員で当日動いている姿を見て、自分もやってみたいと思いました」と決心。ジュニアリーダー時代の仲間たちに声をかけ、現在は8人で準備を進めている。
○…今回の式典はこれまでとは違い、午前中の1回のみ。その調整が長引いたため、実行委員会の初会合は例年より4カ月遅れの9月。短い準備期間の中で会議も連日続くが「昔のことを思い出して、楽しんでもらえる式にしたい」と様々な企画を準備中。全体のテーマは皆で意見を出し合った中で生まれた「start―咲かせよう自分の未来―」。20歳の区切りとしての新しいスタートを、花の開花に重ねた。式典の内容は「当日のお楽しみ!」。
○…ジュニアリーダーズクラブには中学から参加。高校生時代はクラブの連絡協議会副会長を務めた。地域の子ども会や公民館まつりでは仕切り役となってイベントを盛り上げた。「よく『サークルみたいなものでしょ?』って言われたんですが、それが嫌で。みんな責任を持ってやっていました」と当時を振り返る。研修でよく利用した七沢自然ふれあいセンターは思い出の場所と同時に、今のバイト先。学業の傍ら通っている。
○…介護の現場で働くのが夢。中学2年のとき、病気を患った父のリハビリの様子を見て「生活に困難を持つ人たちの、日常のちょっとしたことを支援できるようになりたい」と志した。高校卒業後は専門学校に進み、市内の事業所でも実習を行った。現在は厚木の事業所を第一希望に就職活動中。「介護の仕事は一歩間違えれば人の生死に関わる仕事。だからこそ、自分に責任を持てる新成人になりたい」。一瞬の沈黙から出た言葉に、こころの真面目さがにじみ出ていた。
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