生年月日から人を12匹の動物にあてはめ、さらに60種類のキャラクターを分けて診断する「個性心理学者」。堀口恭子さん(40)は、依知北公民館で今年7月から開かれている婚活イベント「キャラコン」で講師を務めている。地元の知り合いのつてで講演依頼が舞い込んできたという。地元での講演活動は初めて。「もっと市内で活動できたらいいですね」と明るい笑顔で話し始めた。
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▽個性心理学とは、個性心理學研究所が提唱する心理学の一種。「社交家のたぬき」や「協調性のないひつじ」などにあてはめて性格を分析することで、互いの個性を理解し、人間関係の不安やストレスを軽減しようとするもの。堀口さんは28歳で同所が認定する認定講師・カウンセラー資格を取得。講演活動を始めた。
▽市立北小学校に通っていた時「この人どうしてこんなこと言うんだろう」と疑問に思うと、友人らの性格を分析せずにはいられなかった。血液型や星座を調べて「納得したかった」が、ピンとくるものがないまま、藤塚中、厚木東高へ進学。都内の大学を卒業した。歯科助手の仕事をしていた24歳のとき、書店で一冊の本を手に取った。個性心理学が書かれているのを読んで「今まで血液型占いであたっていなくて納得できなかったことが、詳しく書かれていた」。すぐに個性心理学の資格を取得した。
▽現在は、恋愛や仕事の相談だけでなく子育て相談も。「子どもの扱い方が分からないと相談に来た人から、後日関係が直ったと聞いた時に、個性心理学ってそういう悩みの力になるんだと感じた」という。「私自身、個性心理学を知って人間関係が楽になった。この心理学を少し知っているだけで、気楽に生きていけるんじゃないかな」
▽特技は「名前は忘れてもキャラクターは覚えている」こと。相手の顔が動物のキャラに見えるのも「職業病」だとか。
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