乳がんの検診や治療の現状、予防法などについて、市内船子にある社会医療法人社団三思会東名厚木病院の日野浩司副院長に話をうかがった。日野ドクターは、今年7月に行われた厚木医師会女性医師部会の講演会でも講師を務めている。
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タレントなどの有名人が乳がん発症を公表することで、現在、乳がんの検診に関心が高まっている。ニュースが流れると、受診する人は1・5倍程度にまで増えるという。
乳がん検診については昨年、厚生労働省が指針を発表。それによると従来までの視触診に加え、マンモグラフィーを併用することが推奨された。「マンモグラフィーをすることで、早期の発見につながります。現在、医師会と行政との間で、視触診とマンモグラフィーの併用をいかに啓発して進めていくか検討しているところです」と話す。
早期発見のためには定期的な検診が不可欠。40歳以上の女性には2年に1回は医療機関で診てもらうことを勧めている。また、1カ月に1度程度は自分で触ってみる自己検診も重要。「指先に何か違うものが触れるとか違和感がある場合は、病院で相談することが大事です」と語る。
「乳がんは罹患率は高いが、死亡率は高くない病気。治療すれば長生きできる病気です」。手術自体も短期間で治療ができ、後遺症などもほとんど出ないという。「手術治療は怖くないということをぜひ知ってほしいです」。
予防法についてはバランスの良い食事を心がけ、肥満予防と運動が大切。タバコやお酒もリスクの一つになるという。「ネットなどで情報を得る場合は、発信元をしっかり確認し取捨選択することが重要です」
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