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厚木・愛川・清川 文化

公開日:2026.04.24

イオンシネマ海老名 「聖地」フィナーレへ 5月17日、33年の歴史に幕

  • 33年前のオープン時の外観。日本初のシネコンとして注目を集めた(イオンエンターテイメント提供)

    33年前のオープン時の外観。日本初のシネコンとして注目を集めた(イオンエンターテイメント提供)

 海老名市中央のイオンシネマ海老名が、イオン海老名ショッピングセンターの建替えにより、5月17日に閉館する。オープン時は国内初のシネマコンプレックス(シネコン)として注目された同映画館では、営業最終日にクロージングセレモニーを開催するという。

 この場所に映画館がオープンしたのは1993年4月24日。元々スケートリンクがあった場所を改装し「ワーナー・マイカル・シネマズ7海老名」が誕生した。その記念にアクション俳優のスティーブン・セガール氏が来館し、初日には『天使にラブソングを…』『ロボコップ3』『まあだだよ』などを上映した。

 日本初のシネコンとして全国的に注目を集め、チケット待ちの行列が館外まで続いたこともあった。その後、名称は2013年に現在のイオンシネマに変更された。

7番スクリーン

 館内でも特に人気だったのが500席以上を擁する7番スクリーン。映画の音響認証である「THX」認証を日本で初めて受けた事でも知られる。映画『スター・ウォーズ』を制作したルーカスフィルム由来の音響基準で、作品の音をそのまま体感できるのが特長。専門家が定期的に客席で音響チェックを行うなど、徹底した品質管理が続けられてきた。

 その音響の良さから「7番スクリーンでこの作品を上映して」といったリクエストが寄せられることもあったという。

 スター・ウォーズのファンの間では「聖地」とも呼ばれ、コスチューム姿で来館する人もいた。またコロナ禍による苦境の頃は、屋上駐車場を利用して「ドライブインシアター」を開いたこともあった。

スター・ウォーズ全劇場作品を上映

 閉館までの間、年表や写真などを展示して33年間の歩みを紹介する予定もあり、4月24日(金)から5月7日(木)までの間は、同館を聖地たらしめたスター・ウォーズ全劇場作品が一挙上映される。

 閉館まで1カ月を前に来場していた厚木市在住の親子連れは、「映画を観るならここしかない。寂しい」と、閉館の知らせを受け止めていた。

 同館の加藤曉司総支配人は、「地元海老名の映画館として親しまれてきた。長く働いてくれているスタッフもいる。多くの人に感謝を伝えながら、素晴らしいお別れにしたい」と話している。

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