厚木市議会議員の名切文梨氏は2月26日、厚木市(代表者厚木市議会議長寺岡まゆみ氏・代表者市長小林常良氏)に対し、2019年第2回厚木市議会第5回会議(12月定例会)において名切氏が行った発言について、市が開設するホームページの市議会会議録に記載することなどを求め、横浜地方裁判所に提訴した。
名切氏は26日に横浜市中区の弁護士会館で記者会見を行い、ホームページの録画放映で発言の音声が削除されたことや、議事録に署名していないのに署名議員として表示されたことなど経緯を語り「これらの行いに対して適切に対応するよう求め、提訴いたしました」「議会に悪しき前例を作ってはならない。萎縮しあきらめていては不都合な真実を隠すことに加担することになる。不条理には法の力を借りてでも正していかなければならない」と話した。
経 緯
2019年12月定例会で名切氏が行った厚木市立病院の診療内容に関する質疑において、議会後のホームページでの録画放映では20年1月途中から名切氏の同質疑の発言が音声削除されたという。3月16日現在、同定例会のホームページ議事録でも、名切氏の該当の発言は確認できない状態となっている(3月16日起稿)。
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