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厚木・愛川・清川 社会

公開日:2021.05.07

厚木市森林組合
県産木材のスタンドが好評
「感染予防のお役に立てば」

  • 県産木材で作ったスタンド(上)、アクリル板を差し込んだイメージ

 厚木市森林組合(杉山千秋代表理事組合長)で2月から販売しているアクリル板用の「木材スタンド」が好評だ。



 このスタンドは、神奈川県内の森林を整備した際のスギやヒノキの間伐材を使用して作ったもの。サイズは、上底1・5cm・下底12cm・高さ5・5cm。二等辺三角形に近い台形で、上底の中央にアクリル板を差し込む切れ目が入っている。2コ1セットを500円(税込)で販売している。2月の販売から4月中旬までで160セット以上が売れており、杉山組合長は「少しでも新型コロナウイルスの感染予防につながればという思いで作っている。多くの人のお役に立てれば」と話す。



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 木材スタンド製作のきっかけは神奈川県からの依頼だった。県では現在、会食時の飛沫感染を防ぐため、県内の飲食店を対象にアクリル板を無償で貸し出している。県が貸与しているアクリル板にもプラスチック製ののスタンドは付いているが、県森林保全課の担当者は「神奈川県域の約40%は森林で、さらに年間約3万㎥の木材が生産されている。木を使うことが森を育むことになり、木に触れ合うことで県産材を知ってもらう機会にしたかった」と今回の依頼の理由を話す。できあがった木材スタンドについては「雰囲気があって良い。プラスチックのものより安定感がある」と話す。



 木材スタンドについての問合せは厚木市森林組合【電話】046・248・0005、【メール】forest.237@atsugi-shinrin.jpへ。



 なお、アクリル板は県内の飲食店を対象に厚木合同庁舎(厚木市水引2の3の1)で貸し出している。貸し出しには事前の申し込みが必要となる。アクリル板についての問合せは県央地域県政総合センター【電話】046・224・4213へ。

 

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