東京五輪のソフトボールで、金メダルを獲得した主将の山田恵里選手に、厚木市から特別表彰が贈られ、8月11日に母校の厚木商業高等学校で表彰式が行われた。山田さんは「本当にたくさんのご支援、ご声援のおかげで金メダルが取れた」と喜びを語った。
表彰式には小林常良市長ら行政関係者のほか、同校の現役ソフトボール部員らが参加。小林市長から記念の盾、ソフト部員から花束などが手渡された。あいさつに立った山田選手は「コロナ禍で1年延期となったけど、たくさんの方に支えて頂いたことで開催でき、なんとか皆さんの希望の光になりたいという思いで大会に臨んだ。13年ぶりのオリンピック、自国開催ということで、すごいプレッシャーの中での大会だったけど、皆さんの応援や支えのおかげで金メダルが取れた」と振り返った。さらに、厚木商業でソフトボールを始めた山田選手は「厚木市が原点」と話すと、「なんとか金メダルという形で恩返しがしたいという思いで臨み、取れたことは良かった」と喜んだ。
山田選手は厚木市生まれ。3歳の時に藤沢市に転居し、中学生まで野球部に所属。厚木商業に入学してソフトボールを始めると、インターハイ2連覇などに貢献した。五輪は2004年のアテネで銀メダル、08年の北京で金メダルを獲得しており、同年に厚木市の市民功労表彰を受けている。
後進の道を作れるように
今回、13年ぶりに五輪競技に復活したソフトボールだったが、次の五輪では再び種目から外れることが決まっている。山田選手はその話に触れると、「選手としてオリンピックに出場することはないと思うけど」と前置きした上で、「ソフトボールを頑張っている高校生、中学生、小学生はたくさんいると思う。そういう人たちの道を作れるような活動をしていきたい」と話した。
予選リーグ・カナダ戦のサヨナラヒットが印象に残っているというソフト部の田中愛里主将は「同じグラウンドで練習ができて、厚木商業のユニフォームを来て試合ができることが誇り」と大先輩について話した。
厚木市の特別表彰は、市に縁がある人で専門分野で特に顕著な業績を上げ、市民に活力を与えた人に贈られる。山田選手で4人目となる。過去には、2015年に女子サッカーのカナダワールドカップで準優勝した永里優季選手、永里亜紗乃選手らが受賞している。
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