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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2023.10.27

第37代愛川町議会議長に就任した
井出一己さん
愛川町中津在住 70歳

人の思い、大切に

 ○…改選後初となる10月16日の町議会第3回臨時会で第37代議長に就任した。「議長としての責任の重さをひしひしと感じている。日々、勉強と努力を怠らず、町民の側に立った姿勢を貫き、町民のためになる施策を町と一緒にやっていきたい」。目線は真っすぐ、一点に集中。力のこもった言葉から覚悟が伝わってきた。

 ○…長野県生まれ。生後間もなく横浜市へ。子どものころのあだ名は「まめたんく」。学校が終わると玄関にランドセルを放り投げて、友達と遊びに行く活発な少年だったという。横浜高校に進学しバドミントン部に入部。動機はラクそうだったから。「体育館は閉め切るので夏は暑く冬は寒い。そして、運動量も多かった」と予想外。それでも途中で辞めずに3年間続けた。

 ○…駒澤大学経済学部を卒業。商社マンとして働く26歳のとき、厚木市内にある営業所への転勤をきっかけに愛川町へ。「当時はまだ住宅も少なく、田舎だった」と振り返る。初めて町議会議員に立候補したのは54歳のとき。夫人を病気で亡くしたことがきっかけ。周囲から声を掛けられ、主婦も定期的に健康診断を受けられる世の中にしたいという思いで政界に転身した。健康で安心して暮らせる町の実現のために尽力した。

 ○…様々な相談を受ける。解決に導き、感謝されることもあれば、力になれなかったことも。「今も心に留めている」と忸怩(じくじ)たる思いを口にする。趣味はサイクリング。「風をきって走っている時は無になる」とリフレッシュを大切にする。今後は各種イベントなどに出席し、代表のあいさつをする機会が増える。「人前でのあいさつは苦手で」とぼそり。「練習しなきゃね」と穏やかな笑顔を見せた。

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