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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2023.12.01

愛川町ターゲット・バードゴルフ協会の会長を務める
佐藤 憲司さん
愛川町半原在住 80歳

いつまでもアクティブに

 ○...ターゲット・バードゴルフは打数の少なさを競うスポーツでゴルフに近い。傘を逆さにしたホールにバドミントンの羽が付いたボールを打ち込む。「浮き上がらせるために、腕の振りやコントロールがコツ」と奥深い。愛川町ターゲット・バードゴルフ協会の大会が11月25日に町内で開かれた。「一喜一憂する場面もあり、皆プレーを楽しんでいた」と大会の成功を喜んだ。

 ○...同協会は、1992年に愛好会としてスタート、翌年に協会が発足した。現在の会員は50人を超える。会員の平均年齢は70歳代。一般的なゴルフは体力を使い、経済的負担もあるが「身体や財布に優しいスポーツ。町民の健康推進はもちろんのこと、仲間作りにも最適」と強調する。年齢を問わず楽しめる生涯スポーツとしての魅力がある。

 ○...出身は徳島県。中学はブラスバンド部。高校はアナログ式の計算用具を使う計算尺部で、全国大会で個人3位に輝いた。高校卒業後は故郷を離れ神戸の会社に就職。その後異動で東京、相模原と勤務地を変え、1989年に愛川町に住まいを構えた。会社の先輩に誘われ野球部に入部し、スポーツの楽しさを知った。バドミントンやゴルフなど私生活とともに充実の日々を送った。

 ○...協会入会は友人の紹介がきっかけ。ゴルフ経験もあることから甘く見ていたが「別の難しさがあった。攻略してやろうと魂に火がついた」と笑う。仲間と一緒に楽しめる会を意識して運営にあたる。大会の日程や町役場との調整、道具の管理と会長兼プレイヤーとして精力的に活動する。姿勢の良さなどから11月に傘寿を迎えたとは思えない。「コロナで行けなかったので、夫婦で旅行に出かけたい」。楽しみはこれからも続く。

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