伊勢原 社会
公開日:2026.04.17
授粉作業が佳境迎える 伊勢原産ナシ
県内有数のナシの産地である伊勢原市。4月初旬から畑一面に白い可憐な花が咲き、各農家では花摘みと人工授粉の作業が最盛期を迎えている。
4月9日、JA湘南果樹部会伊勢原支部副支部長の小泉和明さん(60)のナシ園(市内神戸)では、手作業による授粉が行われた=写真。
ナシは自分の花粉では実がならないため、ほかの品種の花粉が必要になる。小泉さんの農園では授粉用に栽培した「長十郎」のほか、「豊水」「幸水」など8品種のナシを栽培。この日は幸水の授粉作業が行われ、花粉に「石松子(せきしょうし)」というピンク色の増量剤を混ぜ合わせ、綿帽子のような「梵天」で一つひとつの花に丁寧に授粉させていった。小泉さんによれば、授粉は花の満開前後が適しているという。「今年は3月に気温が高く、雨もあった。先週から気温が上がったので開花が昨年より4〜5日早かった。収穫も例年より早いのでは」と話す。
今後の天候にも左右されるが、「幸水」は8月10日過ぎ、「豊水」が25日過ぎに出荷され、JA湘南直売所「あふり〜な伊勢原店」などに並ぶ。「伊勢原は気候が温暖で雹も少ない。産地から消費者の元まで近く、完熟で出回るのが特長」と小泉さん。JA湘南の担当者は「農家さんの技術が高く、伊勢原のナシはおいしい」と語った。
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