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公開日:2026.10.29

高尾山環境保全基金協力会 薬王院に暖房便座寄贈 大僧正昇補のお祝いも

  • 佐藤貫首(中央左)と石井会長(中央右)ら同会メンバー

    佐藤貫首(中央左)と石井会長(中央右)ら同会メンバー

  • 設置された暖房便座

    設置された暖房便座

 都内のライオンズクラブ(LC)会員有志で結成される「高尾山環境保全基金協力会」(石井征二会長)がこのほど、高尾山薬王院(佐藤秀仁貫首)の境内にあるトイレへ暖房便座6台を寄贈した。また、暖房便座の運用が開始された10月23日には、今年8月に佐藤貫首が大僧正へ昇補したことを祝し、石井会長から佐藤貫首へ祝金が贈呈された。

 同会は、年間多くの参拝客や観光客が訪れる高尾山の自然環境保護や美化を呼びかける目的で2009年に発足。現在は約300人の会員が趣旨に賛同して在籍しており、これまでも高尾山の参道にごみの持ち帰りを呼びかける啓発看板の設置や、来山者数に対して数が不足していたベンチの寄贈、子どもたちを対象とした高尾山テーマの作文・ポスターコンクールの開催など、多角的な奉仕活動を展開してきた。昨年は、境内にある大本堂などの建物11カ所に多言語対応の御堂案内板を寄贈している。薬王院境内のトイレに関しても、日頃からトイレットペーパーなどの備品購入費や水道光熱費の補助といった維持管理支援を継続的に行ってきた。

冬場も快適に

 一年を通じて、多くの人が足を運ぶ高尾山。今回の暖房便座寄贈は、「冬場にトイレを利用する際、便座が冷たくてつらい」という来山者から寄せられた切実な声に応えて実施されたものだ。同会では基金から購入・設置費用を全面的に拠出し、御護摩受付所の脇を少し下った場所にあるトイレへ女性用5台、男性用1台の計6台を新たに導入した。

お山のため精進

 10月23日にケーブルカー清滝駅近くにある高尾山薬王院別院不動院で開かれた寄贈式で佐藤貫首は、同会による長年の手厚い支援に深い感謝を述べた上で「お陰さまで、お山を訪れる皆様が寒い季節も快適にお手洗いをご利用いただけるようになった。また先般、大僧正の推挙を賜り大役を務めることとなったが、これからもお山と地域のため精一杯精進して参ります」と真摯な思いを語った。

 石井会長は「佐藤貫首が大僧正に昇補されたことは、高尾山を支える私たちにとっても大きな名誉であり喜び」と祝福の言葉を贈り、「これから本格的な寒さを迎える季節になる。高尾山を訪れる皆様が、少しでもぬくもりを感じながら快適に参拝や登山を楽しんでいただければ」と期待を寄せた。

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