(社)横須賀青年会議所の第59代理事長に就任した 及川 浩一さん 田浦町在住 36歳
同じ方向を向いている
○…まちづくりを熱く手掛ける若手有志団体「横須賀青年会議所」(横須賀JC)の新理事長に就いた。同団体ではここ数年、市民協働や市民連携を声高に呼びかけてきた。その行動指針をまとめた中心人物がこの人。3年前に発表した提言書「横須賀リレーションズ」では、まちの成長・発展のための道筋を示した。導き出した結論は”つながること”。行政、諸団体とのパートナーシップこそが課題の解決を前進させると説いた。「同じ方向を向いていることが大切」。今、トップになって、その思いを新たにしている。
○…今年は外に開いた事業を大きく展開していくという。見識や教養を高める講演会などは全てオープンに。「メンバー50人が得た気づきを、さらに参加してくれた数百人の市民が感じてくれたら。JCが掲げるスローガン『明るい豊かなまちづくり』はもっと加速するはず」。5月には吉田雄人市長のマニフェストを中間検証することも計画している。「(横須賀の)めざす未来への到達度を、市民を交えて確認する機会としたい」
○…企画力、行動力から「横須賀JCの頭脳」との呼び声高い。看板事業の「シーサイドマラソン」では、膨れ上がる大会規模に対応できるマニュアルを整備。さらなるスケールアップも視野に準備を進めている。本業のスーパー経営でも、独自の視点で大手への対抗策を講じる。切り口は「買い物難民」の救済だ。ネットを駆使した”今流の御用聞き”システムの開発に近く、着手しようとしている。
○…理事長の役を受け、従業員にはこう説明した。「仕事を犠牲にすることを許してくれ。その代わり1年間の任期で学んだことは職場にかならずや還元してみせる」。理解を得られたかどうかはわからないが、「今の自分を磨く場所はここしかない」と強く感じている。
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