海上自衛隊最大のイベントと称される「艦観式」(かんかんしき)が10月10日(土)から18日(日)の期間で行われる。3年に一度実施されているもので、自衛隊の日ごろの訓練の成果や艦艇、航空機を披露する目的。内閣総理大臣も艦隊を観閲する。目玉の一つである護衛艦の体験航海の一般公募も今週から始まった。横須賀市はこれに連携する形で集客企画を準備している。
10月に向けイベント準備
観艦式のイベント会場は横須賀・横浜・木更津の3エリア。期間中は各地で艦艇内部の一般公開などが行われるほか、信号旗を飾る満艦飾やイルミネーションされた電灯艦飾を楽しむことができる。
横須賀市では、横須賀製鉄所(造船所)創設150周年記念事業とも絡めて集客面での相乗効果を期待する。観艦式と連携したイベントを計画しており、10月11日(日)に「横須賀パレード」と題して横須賀中央大通りとヴェルニー公園で、海上自衛隊音楽隊や防衛大学校の儀仗隊ほか25団体が参加する一大音楽パレードを初めて催す。これとは別に海上自衛隊音楽隊が出演する記念コンサートも開く。
海上自衛隊で実際に食されているカレーに着目したグルメイベント(仮称)「海上自衛隊カレーフェスティバル」も10月10日(土)に三笠公園で実施する。艦艇ごとに存在するというレシピを市内のカレー店(カレーの街よこすか事業者部会)が再現するもので、各艦艇の料理長のお墨付きを得たものだけが振る舞われるという。現状では22種(隻)のオリジナルメニューが用意される見通し。
横須賀商工会議所では、全国からの人出を見込んで土産品の開発を急ぐ。軍艦や護衛艦にちなんだ新商品の製作を事業者に呼びかけており、(仮称)「軍艦土産パンフレット」などを作成して販売を支援する。地元での盛り上がりムードも醸成していく考えだ。
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