横須賀・三浦 トップニュース社会
公開日:2022.06.17
横須賀市消防局
機動救急隊 365日稼働へ
南署へ配置、体制拡充
横須賀市と三浦市を管轄する横須賀市消防局は2021年4月から平日の日中に限って稼働させていた「機動救急隊」を6月から週末や祝日を含む365日対応を始めた。配置先をこれまでの消防局庁舎(小川町)から出動要請が多かった地区を管轄する南消防署(森崎)へ変更し、配置人員も増員することでより迅速で効率的な救命活動を目指す。
市消防局は高齢人口の増加などに伴って2025年までの出動要請件数が増加傾向にあると予想。救急隊の現場への平均到着時間に遅延が生じる懸念があることから県内で初めて「機動救急隊」を導入した。通常は管内14の署・出張所ごとに配属されている救急隊が、事案発生時には直近の署・出張所から出動。救急隊が出動した地域で救急隊が戻る前に別事案が発生した場合は次の近隣箇所から出動しており、現場到着まで通常よりも時間を要するケースがある。「機動救急隊」は救急要請が多くなった地域へ派遣され、当該エリアの救急隊と共に任務にあたってきた。今後、配置先の南消防署が管轄する地区以外でも要請があれば出動する。
アフターコロナ、夏に準備
今回の拡充はコロナ禍における緊急事態宣言の解除や行動自粛要請の緩和、来る夏季に予想される熱中症等による救急需要の増加を見越したもの。本来は消防学校初任教育中の学生が卒業し、現場の人員体制が整った10月からの実施を予定していた。だが状況の変化による急な救急需要の増加を見込み、緊急対策として先手を打つ形で前倒しして開始した。
市消防局救急課によると昨年1年間の「機動救急隊」出動事案において、平均到着時間の短縮に繋げられた実績があり、市民救命体制の更なる強化を図っていく。
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