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横須賀・三浦 トップニュース社会

公開日:2023.11.17

三浦学苑駅伝部
男女ともに関東出場
女子は全国に再挑戦

  • 関東大会へ挑む男子10人、女子8人のメンバー

  • 同駅伝会場で笑顔を見せる高橋夏美さん(左)と村上りのさん(右)

 三浦学苑高校駅伝競走部は、11月3日に行われた神奈川県高等学校駅伝競走大会で女子4位、男子3位という結果を残し、ともに11月18日(土)に千葉県旭市で開かれる『関東高等学校駅伝競走大会』に出場する。全国大会が第35回目の記念大会となるのにちなんで、女子の部は、南関東地区の出場校の中で最上位校となれば12月に控える全国大会へ駒を進めることが出来る(県での優勝校を除く)。

 創部3年目で初めて関東大会へ進出した2009年から今年で15年連続の出場となる女子。「先輩が築いてきた記録にプレッシャーを感じながら練習してきた」と話すのは、キャプテンの田口愛栞(あいり)さん(3年)。昨年の総合順位は14位と苦渋をなめた。「今年はチームの平均タイムが過去最高。総合力で都大路を決める」と初となる全国大会を見据える。

 男子は2年連続4回目の出場。34人の大所帯を率いるキャプテンの小出暖人(はると)さん(3年)は、県では終始背を追う形となった小田原市の相洋高校と川崎市の橘高校に目線を向け「必ず勝つ」とリベンジに燃えている。

1年生躍動なるか

 カギを握るのは男女とも1年生。女子でただ1人の1年生の竹村ありささんは県では4区の区間2位という記録を残した。「あと一歩届かなかった区間賞を関東で必ず」と悔しさをバネにさらなる高みを目指し闘志を燃やす。

 「積極性と粘り強さが魅力。区間新記録を狙ってほしい」と小出さんから熱視線を向けられるのは男子メンバー唯一の1年生、鈴木啓斗(ひろと)さん。県では1年生ながらアンカーを務め、区間2位。さらにこれまでの大会区間記録を上回る懸命の走りを見せた。関東では最も距離が長く各校のエースが集う1区(10Km)を任されている。「重責はあるが、区間15位以内でたすきをつなぎたい。31分切りを目指す」と目標を語った。

神奈川選抜の2人に期待

 11月12日に福島県で行われた東日本女子駅伝の県選抜選手に選ばれた高橋夏美さん(3年)と村上りのさん(3年)にも注目だ。自身を「落ちこぼれだった」と振り返る2人だが3年間の懸命な練習でチームや県を代表する選手となった。入学時から思い描いていた「この学校で都大路へ」を胸に下剋上意識で大会に臨む。

得意のアップダウン

 千葉県旭市の会場は関東の中で最も起伏が多いコースと言われ、山対策が命運を分ける。同部では横須賀特有のアップダウンが多い地形を利用したトレーニングを今年の夏ごろから開始している。芦名から大楠までの約4Kmの道は練習の定番コースだ。「平坦では負けたが坂では負けない」と顧問の安井裕紀教諭は自信を覗かせる。

 号砲は女子午前10時、男子は10時10分。

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