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横須賀・三浦版 公開:2024年4月19日 エリアトップへ

「関根川〜相模湾海中 水の輪つなぎ活動:chotto」の代表を務める 三木 真理子さん 秋谷在住 

公開:2024年4月19日

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三木 真理子さん

「海と大地の再生」自分ごとに

 ○…陸域でできる海中環境の再生をテーマにしたグループを主宰する。活動をひと言で表すと、「土中環境改善の啓発」。横須賀の西エリア、関根川から子安の里を通り、相模湾へとつながる流域がフィールドだ。環境学や土木工学を専門的に学んできたプロではないが、深刻化する環境問題に危機感を抱いて立ち上がった。ノウハウの共有など、身近な暮らしの中で取り組める実践を積み上げていく。

 ○…かつては降り注いだ雨が土中にしみ込み、植物の根や枯葉、微生物を通して浄化され、ゆっくりと海に運ばれていたが、コンクリートの護岸やアスファルトなどの人工物が増えたことで、雨は地面に浸透せずに泥水となって一気に流れ出す。「海藻が生育しない『磯焼け』の原因は温暖化による海水温の上昇だけでない」。これを知り行動することを決めた。

 ○…20代の後半、野生イルカが生息する伊豆諸島の御蔵島に足繁く通い、ドルフィンスイムを楽しんだ。好きが高じてネイチャーガイドを務めると島の人気観光コンテンツになり、都心から若者が大量に押し寄せた。「島民にとっての当たり前を価値化することで、新たな気づきを与えることができた」。いわば成功体験。最初の一歩を踏み出すことで、事態が変わることを信じている。

 ○…バブル時代を謳歌した世代。「便利さを追求するあまり、地球が悲鳴をあげている」。豊かな自然を次世代につないでいく責任を感じている。地主の承諾を得た土地で、「点穴」「水脈」と呼ばれる土中の空気と水の通りを良くする穴や溝を掘り、がけ地に枝や枯葉で土留めをつくるなどに励んでいる。「地道な作業の繰り返しで結果もすぐには出ない」。思いを共有できる仲間さがしが当面の目標だ。

横須賀・三浦版の人物風土記最新6

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