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横須賀・三浦 社会

公開日:2026.05.29

漂着ゴミ 「ファニーでダーティー」な一作 アートで問いかける

  • 「ファニーでダーティー」な一作 (写真1)

 三浦の海岸に流れ着くごみをアートに変え、見る人々の心に問いかける人たちがいる--。今年4月に本格始動した市民活動団体「三浦漂流美術館aSOUBOU」だ。

 代表の岡友明さん(63・三浦市三崎在住)らが手がける作品の主原料は、海岸で拾い集めたプラスチックごみや流木。「海辺にごみが溢れているというニュースを知っていても、実物を見たことがある人は少ない」との思いから、あえてこれらを作品に取り入れ、ごみの実態を可視化している。ヤドカリをモチーフにした作品=写真=では、体の上に心臓を模したパーツを乗せている。これは、人間が出したごみが巡り巡って自分たちの体に戻ってくるという現実を表現。「ファニーさとダーティーさ」を同居させた造形で、メッセージを問いかける。

 岡さんは、13年間のマレーシア生活を経て、2022年に三浦市へ移住。団体結成のきっかけは、23年の「三浦市文化展」での偶然の出会いだった。岡さんの作品の隣に展示されていたのは、海岸清掃で集めたシーグラスを用いて制作された別グループの作品だった。海を想う二組の夫婦はすぐに意気投合し、4人で団体を立ち上げるにいたった。

 完成した作品を三浦の名所に持ち出し、風景と共に撮影し、SNSなどで発信するのも活動の一環。今後は市民文化祭などへの出展を通じ、周知を広げていく方針だ。「アートとして優れているかよりも、身近な海に確かに存在しているごみについて知ってもらうきっかけになれば」と岡さんは前を見据えている。

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