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三浦 トップニュース教育

公開日:2016.11.04

海洋科学高
「ご当地缶詰できました」
未利用食材の活用めざし

  • 缶詰など開発した製品を手にする生徒たち

 横須賀・三浦の地元食材を無駄なく、美味しく召し上がれ―。横須賀市長坂にある県立海洋科学高校の生徒らが、三浦半島産の農水産物を使った缶詰の開発に取り組んでいる。将来的に観光施設などで、地元土産としての取り扱いも検討されており、生徒らは「手づくりの味を多くの人に食べてもらいたい」と期待を寄せている。

 缶詰づくりは授業の一環として行われているもので、地元で水揚げされ、利用方法がなく廃棄されてしまう魚種や部位の有効活用をテーマに、生徒15人が今年4月からアイデアを出し合ってきた。地元の野菜と組み合わせた加工食品をつくることで、地産地消や六次産業化の促進に貢献し、地域課題の解決をめざす。

 食材は三崎まぐろの骨や中落ち、横須賀市内での水揚げ量が2番目に多いサバ、特産の大根とキャベツを使用。「まぐろ大根」と「サバ・ロールキャベツ」の2種類の缶詰を開発した。生徒らは下処理や製法、味付けの試作を繰り返しながら、食べた時の満足感を上げるために塩分濃度や具材の切り方を工夫したり、魚臭さを消しながら素材独自のうま味を引き出す方法を研究。約5カ月にわたって試作を重ねてきた。開発メンバーの1人で3年生の小川愛夏さんは「食材の水分や大きさ、製缶作業での計量が難しかった」と試行錯誤の様子を振り返った。

地元連携で後押し

 商品開発は、横須賀・三浦市、地元網元やまぐろ卸問屋らが食材提供などで協力。産官学の連携で取り組みをサポートしている。試食会では、吉田雄人横須賀市長や吉田英男三浦市長らから好評を得たほか、「土産物にとても良い」といった新たな名物の誕生を喜ぶ声もあがっていた。

協定を締結

 先月20日には、同校と三浦市、横須賀市がそれぞれ地域活性化や地産地消・海洋教育の推進に向けた連携を図る協定を締結した。吉田英男市長は「実習船の母校が三崎港であるなどゆかりの深い間柄。さらなる発信のために連携したい」とあいさつ。榊校長は「地域の核となる学校づくりに取り組んでいく」と今後の展望を述べた。

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