逗子・鎌倉・横須賀・三浦の4市と葉山町の1町が連携して行政課題に取り組む「三浦半島サミット」が2日、横須賀市役所で開かれ、各首長が意見交換しながら進捗状況を確認した。
観光分野では、サイクリストを三浦半島に呼び込むための環境整備として、各市町に土地柄を象徴したデザインのマイルストーン(モニュメント付き案内表示)を設置することが報告された。来年2月の完成を予定し、写真撮影場所として利用してもらう。場所は8カ所で逗子市は小坪飯島公園。葉山町は長者が崎駐車場と湘南国際村。一部のモニュメントはサイクルスタンドの役割も担う。このほか、三浦一族を共通の観光資源と捉え、誘客につなげる提案が出され、検討課題としていくことでまとまった。
医療・福祉では、県が推進している「未病を治す」取組みに4市1町で参画する方針を固め、「未病を治す半島宣言」を採択した=写真。三浦半島では介護保険認定率が17・2%と県平均の16・2%を上回っており、これを2020年に16%とする目標値が示された。実現に向けて、食・運動・社会参加を柱に健康増進の施策を打ち出していく。
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