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逗子・葉山 人物風土記

公開日:2017.02.10

「なぎさマンドリンアンサンブル」の代表を務める
米村 拓夫さん
逗子市池子在住 74歳

心に響く演奏を

 ○…「合奏するとオーケストラのような美しい調和が生まれるんです」。高く澄んだ音色と優美な調べが特徴的なマンドリン。クラシックはもちろん、歌謡曲やポップスなどとも好相性で、その響きは優しく聴衆を魅了する。長らく代表を務める合奏団「なぎさマンドリンアンサンブル」。創立10周年を節目にこれまでのコンサートを定期演奏会と改め、再出発する。本番を目前に控え、毎週末の合同練習も熱を帯びてきた。

 ○…曲のテンポや抑揚のつけ方、指揮者に目を向けるタイミング。楽譜には演奏する上での注意が細かに書き込まれている。「音楽の才能に恵まれているわけじゃないですから。努力は惜しまず」と普段の練習にも力が入る。元々はクラシックギターを嗜んでいたが、退職を機に偶然知ったマンドリンの市民講座に参加。ギターとも一味違う、合奏ならではの一体感に魅せられた。「自分の演奏が周囲と溶け合う感覚。それが楽しくて」。受講後も演奏を続けようと、有志と立ち上げた合奏団が今の原型になった。

 ○…庭仕事に映像や音楽の編集作業、コーラスと多趣味だが、マンドリンは生活の中心。毎日決まった時間に楽器を手に取るよう自らに課している。「朝9時になったら練習を始めなければいけませんよと。会社員時代と比べたら楽なもの」と朗らかな笑みを浮かべる。かつては経理担当として向き合っていた数字が、今は音符に変わった。そんな感覚もどこか面白い。

 ○…演奏会で披露するのはポピュラーな曲を中心に構成した十数曲。「お客さんに一緒に歌ってもらおう」と『知床旅情』や滝廉太郎の『花』など馴染みある曲を盛り込んだ。マンドリンのオリジナル曲では、指揮と編曲を務める石渡勝さん作曲の『美ら海組曲』も聴きどころだ。これまで合奏団が歩んできた、ひとまずの集大成。「皆さんに楽しんでいただけるよう、聴く人の心に響く演奏を届けたい」と意気込んだ。

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