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逗子・葉山 社会

公開日:2023.06.23

三浦竹友の会
伐採竹で工芸品
まちづくり協会で展示会

  • 竹灯籠と制作者の矢部さん

  • ビートルズの竹灯籠

 葉山町立図書館2階の葉山まちづくり協会内で7月13日(木)まで「竹灯籠と竹細工展」が開催されている。

 作品は三浦竹友の会の会員によるもので、約50点を展示中。

 ビートルズのメンバーや安室奈美恵さんなどの顔を彫った竹灯籠は、「ジグソー」という電動鋸の一種に糸鋸の刃をつけて作業することで、細かい線まで描写している。制作者の矢部信二さん(80)は「竹灯籠は流行っていて、ドリルで穴をあけるだけなら誰でもできるが、ここまで細い線を出せるのは私くらいじゃないですか」と胸を張る。他にもオートバイのハーレーダビッドソンや、ひな人形、けん玉、鉄砲、バッタなど昆虫の作品も展示。まちづくり協会の入口にある協会名を掘った竹灯籠も矢部さんが手掛けた。

 会期中の毎週水曜日に作品の一部入れ替えも行う。

目的は竹林再生

 昔は農家の裏山などで竹を植え、竹竿を作ったり、稲を干す際の棒にしたりしていたが、近年は年配者が増え、竹の世話ができず竹藪化することが多くなったという。

 三浦竹友の会は、三浦半島を拠点に竹藪化した竹林を美しい竹林に再生しようと、19年前から活動するボランティア団体で、現在会員は約60人。伐採した竹を有効利用しようと作品作りにも取り組み、各地で展示会など行っている。

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