戻る

逗子・葉山 社会

公開日:2026.01.01

馬と歩む、健やかな一年を
葉山 「道草牧場」に聞く

  • 木谷さんと道産子のエチカ

    木谷さんと道産子のエチカ

  • 乗馬練習の風景

    乗馬練習の風景

 馬の温厚で優しい性格を生かし、乗馬や触れ合いを通じて、心身の回復や癒しを促す「ホースセラピー」。障害のある人のリハビリのイメージも強いが、葉山町上山口で「道草牧場」を営む木谷ズザンネさん(54)は「障害の有無や年齢を問わず、馬から学べることは数知れない」と語る。

 同牧場には現在、エルザ(10歳・スポーツホース種)とエチカ(8歳・道産子)の2頭が暮らす。ここでは乗馬だけでなく、運動後のシャワーやブラッシング、餌やり、遊びなど、馬と同じ目線で多くの時間を過ごすのが特徴だ。

 馬との対話には声のトーンやボディランゲージが欠かせない。それは「言葉の通じない異国で意思を伝える感覚」に似ているという。また、馬は相手を肩書や外見で判断せず「誰にでも等しく接する」本能を持つ。人間関係で悩みやすい「他人との違い」を気にせず、ありのままの自分でいられる安心感に気づかされる。さらに大きな馬を相手にリーダーシップを築く体験は、日常に戻った時の大きな自信へとつながっていく。

 「コミュニケーション能力や自己肯定感・許される安心感。馬は人間にとって原点となる大切なものを教えてくれる先生」と木谷さん。世話を通じて命の大切さを知り、騎乗すれば体感やバランス感覚も養われる。五感を研ぎ澄ませて馬を感じる時間は、まさに心身の調律だ。

子どもの頃の夢かなう

 木谷さんが「道草牧場」を開いたのは2年前。それまで会員だった同所にあった「まみあな牧場」が閉鎖することになり、愛馬(エルザ)もいたこともあって、理想とする牧場をやってみようと決意した。ドイツ出身の木谷さんにとって、子どもの頃から馬は身近な存在で、「馬との生活」は夢だった。それをかなえた形だ。

 会員の山口真理さん(68)は「馬の優しい表情が好き。気持ちがほっこりするし、リラックスできる。介護職で腰痛持ちだったけど、馬に乗るようになって姿勢が良くなったのか治った」と笑顔を見せる。

 同牧場では体験プログラムも実施している。問い合わせは【メール】hayama.michikusa@gmail.com

逗子・葉山 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

逗子・葉山 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

逗子・葉山 ローカルニュースの新着記事

逗子・葉山 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS