藤沢市は市制記念日の10月1日、戦後の歌謡曲を代表する作曲家・故船村徹氏を藤沢市名誉市民に選定し、顕彰式を行った。
式典には、妻の福田佳子さんと長男の妻である福田さゆりさんが出席。市から賞状と勲章、記念品が手渡された。
妻の佳子さんは「昭和46年から藤沢で暮らしている。今回は大変名誉なものいただいた。船村が生きていれば大変喜んだと思う」と感謝の言葉を口にした。
今後、船村氏の肖像画が市民会館大ホールの入口に飾られる予定になっている。
船村徹氏は、1932年、栃木県船生村生まれ。本名は福田博郎。「別れの一本杉」「矢切の渡し」「王将」「みだれ髪」など、世に送り出した曲は5千曲以上といわれ、演歌の世界では、並ぶものがない大御所の作曲家として尊敬されている。71年に藤沢市に移り住み、創作活動を行っていた。今年2月に84歳で死去した。
藤沢市名誉市民には、69年に元総理大臣の片山哲氏が第1号に選ばれ、その後、日本画家の片岡球子氏、友禅作家の田島博氏など14人が選ばれている。
また、この日は、毎年開かれている藤沢市表彰式も行われ、市政の振興、公共の福祉の増進、文化の向上などに功労のあった市民352人を表彰した。
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