7月1日に藤沢駅前の商業施設「ODAKYU湘南GATE」(南藤沢)6階に移転した、藤沢市南市民図書館の来館者数が好調だ。藤沢市民会館と同じ敷地内の旧館(鵠沼東)だった昨年と比べると3倍近くに急増。アクセスの良さや開館時間を延長したことなどが奏功したとみられる。
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同館によると、オープン初日は4千人を突破し、以降2〜3千人台を推移。7月の単月平均は約3200人で、約1200人だった旧館の3倍近い。また本を借りるための新規登録者数は1日平均10人未満だったが、移転初月だったこともあり、同月は平均で120人を超えた。
同館の渋谷宇一郎さんは「駅の距離感や開館時間など利便性が高まったことで、各世代の来館者が増えた。ビジネスマンなど市内在勤者の利用も増加したように感じる」と話す。
旧館は老朽化などに伴い、同施設内への暫定移設が決定。従来課題だったバリアフリー化を図った上で、同じフロア内に藤沢市民ギャラリーを併設した複合施設として再スタートを切った。
移転に合わせ、開館時間をこれまでの午前9〜午後5時から午前10〜午後8時に延長(土日祝日は午後6時まで)。休館日も毎週月曜日から第2月曜日のみとした。
20日、館内は夏休み期間中ということもあり、貸出の窓口には行列が絶えない盛況ぶり。この日、親子で訪れていた大鋸在住の30代女性は「移転してから週に2、3度足を運ぶようになった。娘の習い事のついでに寄れるので利用しやすい」と話した。
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